カードローン審査はブラックだと通らない!登録される理由を解説

2024.04.25
カードローン審査はブラックだと通らない!登録される理由を解説

「ブラック」だとカードローンの審査に通らない、という話を聞いたことがある人も多いでしょう。返済を長期にわたって延滞したり、債務整理をしたりするとブラックとなり、カードローンの審査は通りません。

ブラックとなって情報が登録されたら、一生カードローンは利用できないのでしょうか?登録期間が過ぎれば、解除されますが、すぐに、というわけにはいきません。

ブラックになるのはどういった理由なのでしょうか?登録解除後に利用できる可能性のある消費者金融カードローンは?また、ブラックでも借入ができる闇金のリスクや消費者金融との見分け方もお伝えします。

次のようなお悩みがある方は要チェックです。

  • ブラックリストに載ってても借りられるカードローンはある?
  • カードローンの借入でブラックリストになる条件や期間はある?
  • 絶対借りれるカードローンの極甘審査ファイナンスを教えて!

詳しく見ていきましょう。

金融事故を起こすとブラックリストに載る

「ブラック」と言うのは、金融事故を起こし個人信用情報に登録されることを指します。「ブラック」「ブラックリスト」とよく言われていますが、ブラックという状態は存在しませんし、ブラックリストというものもありません。

カードローンの審査では必ず信用情報を確認します。信用情報とは、カードローンや住宅ローン、クレジットカードの契約や申込情報、過去の取引状況などが登録された個人情報です。そこに事故情報があれば、審査通過はかなり難しいでしょう。

信用情報を扱う機関には、次の3つがあります。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

参考:信用情報の交流|信用情報とは|指定信用情報機関のCIC

消費者金融やクレジットカード会社、保証会社などはJICCやCICに、銀行や信用組合などがKSCに加盟しています。3つの機関は情報を共有しているので、どの信用情報機関にある情報でも確認することが可能です。

信用情報機関に情報が登録されていると、カードローンの審査だけでなく、クレジットカードの新規作成、住宅ローンや車のローンなども通りにくくなります。また、スマホの分割払いや賃貸住宅の契約に影響が出る場合もあります。

ブラックリストに載る理由

一般的には金融事故を起こすとブラックリストに載るとされています。金融事故は信用情報機関に「異動」情報として登録されることで、次のようなものがあります。

  • 延滞(期日が過ぎても返済されない。61日以上、もしくは3ヵ月以上経過で登録)
  • 債務整理(任意整理や個人再生、自己破産、特定調整を行った場合)
  • 代位弁済(本人が返済できず代わりに保証会社もしくは連帯保証人が返済した場合)
  • 強制解約(本人の返済能力がないと判断され強制解約をされた場合)

自己破産や任意整理、保証会社などが返済するなど、自分には関係ないと思うかもしれません。しかし、住宅ローンの支払いが滞れば、保証会社が返済するようになり、任意売却や債務整理などに発展する可能性もあります。

また、クレジットカードやカードローンの返済が長期にわたれば、延滞記録が登録されることもあります。一度支払いを延滞させると、次は倍の金額を支払わなければならないこともあり、返済が困難になります。

返済の目途が立たずに返済が遅れると、信用情報機関に登録されることになるのです。

ブラックリストの登録期間と解除する方法

一度ブラックリストに載ったからといって、一生カードローンやクレジットカードが作れないということではありません。ブラックには登録期間があり、それが解除されれば審査に通る可能性が出てきます。

情報の登録期間

消費者金融からお金を借りるには、登録が抹消されるまで待つことです。元ブラックであれば、消費者金融カードローンの審査に通る可能性が高くなります。

基本的に登録期間は完済後、5年経過後です。ただし、信用情報機関や返済方法、借入先などによって、1年、10年といった場合もあります。債務整理を行った場合、通常登録機関は5年ですが、全国銀行協会においては5年~10年とされています。

解除までの期間は完済した後からの年数です。返済が遅れればその分期間も延びてしまうということを覚えておきましょう。

早めの完済でブラックリストを解除する

ブラックリストを解除するには、まずは完済することです。完済後5年間というのは短い期間ではありません。その間、まとまったお金が必要になることもあるでしょう。

借入だけでなく、賃貸住宅の契約や住宅ローンが組めないなど、家族が困ってしまうこともあります。借金は早めに完済しましょう。

ブラックリストが解除されたからといって、すぐにカードローンやクレジットカードを作るのは賛成できません。お金の使い方を見直し、できればカードローンやクレジットカードのキャッシングなどに頼らない生活をすることが大切です。

誤った情報は削除可能

信用情報機関に誤った情報が登録される、ということが稀にあります。その場合は、訂正や削除をすることが可能です。

債務整理や延滞など身に覚えがない、収入も安定していて他社からの借入もない、それなのにカードローンの審査に落ちた場合、信用情報機関の個人情報を確認してみましょう。

ブラックでもお金を借りられる方法

消費者金融や銀行からブラックのままお金を借りることはできません。闇金ならブラックでも借入できますが、大きなリスクが伴うので避けた方がよいでしょう。

ブラックのままお金を借りるには、家族や友人から借りる方法もあります。借りられた場合は、きちんと返済計画を立て、遅れずに返済をすることが大切です。

ブラックリスト解除後に借入できる消費者金融カードローン

ブラックリスト解除後は、カードローンを利用できるようになります。ただし、すぐにできるかどうかはわかりません。特に銀行カードローンはハードルが高いと言えるでしょう。

銀行カードローンは審査の際、警視庁のデータベースに照会を行ったり、独自の審査をしたりするなど、審査が厳しくなっています。即日融資もできなければ、在籍確認も基本的に電話連絡のみです。

どちらかと言えば、銀行カードローンより消費者金融カードローンの方が、柔軟に対応してくれる可能性があります。信用情報機関の登録が解除された後、借入できる可能性のある消費者金融カードローンを紹介します。

SMBCモビット

WEB完結申込なら在籍確認の電話連絡もなしで、自宅への郵送物もありません。審査結果は最短で30分という早さなのもメリット。審査がスムーズなら即日融資も可能です。スマホATM取引ならカードレスで利用可能。わからないことがあれば、チャットで相談もできます。

またモビット審査の難易度は公表されていませんが、「審査が不安だったけどすんなり通った」「30分くらいで通過の審査結果がメールで届いた」といった口コミが多い印象です。

参考:キャッシング、カードローンはSMBCモビット【公式サイト】

プロミス

上限金利が17.8%と他社より低金利であるプロミス。メールアドレス登録とWeb明細を利用すれば、30日間無利息サービスを受けられます。アルバイトやパート、派遣社員や契約社員でも申込可能です。原則在籍確認の電話連絡も行いません。

参考:キャッシング・カードローンなら消費者金融の【プロミス】公式サイト

アコム

最短即日融資も可能。振込での借入なら24時間カードレスで借入できます。契約の翌日から30日間金利0円サービスもあるので、早めに返済すれば無利子で借入ができます。スマホアプリを利用すれば、利用状況や返済期日のお知らせを受けることも可能です。

参考:【アコム公式】カードローン・キャッシングなら消費者金融のアコム

アイフル

Web申込なら最短25分で融資も可能です。原則、勤務先への電話連絡もありません。スマホアプリを利用すればセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMからカードレスで利用できます。1,000円単位での借入も可能。契約日の翌日から30日間無利息となるサービスもあります。

参考:カードローンやキャッシングは消費者金融のアイフル【公式】

闇金のリスクと消費者金融との見分け方

「ブラック」でもお金を貸してくれるのが闇金です。しかし、闇金からお金を借りるのは非常に危険なこと。現在では闇金とわからないような方法でお金を借りさせる闇金も増えているので注意が必要です。

闇金を利用するリスク

闇金は「トイチ」や「トサン」など、10日で1割、10日で3割といった高金利でお金を融資します。高い金利でお金を貸し、返済が遅れれば厳しい取り立てをすることもあります。

電話やメールで頻繁に連絡がきたりするほか、嫌がらせメールが送られたり、家族などにも取り立てが行く場合もあります。

返済できなければ、振り込め詐欺や銀行口座の譲渡など、犯罪に無理やり協力させるといったリスクもあります。それらは違法行為となるので、安易に協力してはいけません。

消費者金融との見分け方

消費者金融は闇金とは全く異なるものです。消費者金融は貸金業法という法律のもと、安心で安全な貸付を行います。上限金利も法律で決まっていますし、総量規制もあるので過剰な貸付は行いません。

しかし、名称だけでは闇金なのか消費者金融なのか、わからないことがあります。次のような点があれば、闇金の可能性が高いです。見分け方として、次の点をチェックしましょう。

  • (借入金額によって)15%~20%の利息を守っていない
  • 年収の3分の1以上の金額を貸し付ける
  • 50万円以上・他社の借入の合計が100万円以上なのに収入証明書が不要
  • 無職なのにお金を貸す
  • 貸金業として登録していない
  • 審査なしで融資可能としている
  • クレジットカードで融資可能としている

また、ホームページがあるから闇金ではない、とは限りません。

  • 携帯番号のみで固定電話がない
  • 住所が掲載されていない
  • 貸金業登録番号が記載されていない

といった業者は消費者金融ではありません。闇金の可能性が高いので注意が必要です。日本貸金業協会のホームページでは、闇金などの悪質業者を検索できるので利用してみましょう。

ほかにも注意したいのが、個人間融資掲示板やSNSを利用してお金を貸すと言ってくるケースです。消費者金融はSNSなどを通じて「お金を貸します」などと言ってくることはありません。

個人間融資掲示板で「困っているならお金をすぐに貸します」、などといった誘いには乗らないようにしましょう。

参考:日本貸金業協会 | 貸金業に安心と信頼を。

ブラックでも借りれるカードローンQ&A

ブラックリストに載っていても借りれるカードローンについて、よくある疑問や質問を専門的に解説します。この項目では、ブラックでも借入可能なカードローンの探し方や注意点、そのリスクについて考察します。

ブラックでも借りれるカードローンとは何ですか?

ブラックでも借りれるカードローンとは、信用情報機関のブラックリスト(信用情報に問題があると判断された者のリスト)に載っている人でも融資を受けられる可能性があるカードローンのことを指します。信用情報には金融機関が提供する信用取引(ローンやクレジットカードなど)の利用状況や延滞情報が登録され、これが金融機関による審査の重要な参考になります。

しかし、「ブラックでも借りれる」という表現には注意が必要です。信用情報が悪化している人に対する貸付は、貸金業法等に基づく審査基準や貸付基準を大幅に緩和することで可能となるため、高利息や過度な借入のリスクが高まります。

ブラックでも借りれるカードローンはどこで見つけられますか?

ブラックでも借りれるカードローンを探す場合、インターネットの比較サイトや口コミ情報を参照すると良いでしょう。しかし、審査基準が緩いということは、その分高利息や返済条件が厳しい場合が多いです。

ブラックでも借りれるカードローンにはどんなリスクがありますか?

ブラックでも借りれるカードローンにはいくつかのリスクがあります。まず一つ目は、信用情報が悪いにも関わらず融資を行ってくれる業者は、その分高い利息を設定していることが多いです。さらに、返済が遅延した場合のペナルティも厳しいことが多く、金利が高いため返済が難しくなる可能性があります。

二つ目のリスクは、借入先が適切な審査をせずに融資を行っている場合、違法な金融業者(いわゆるヤミ金)である可能性があります。違法な金融業者から借金をすると、法律上許されている以上の利息を取られたり、返済が困難になった際に違法な取立てをされる可能性があります。

ブラックでも借りれるカードローンの申し込みはどこでできますか?

ブラックでも借りれるカードローンの申し込みは、大手の金融機関のウェブサイトや店舗、または中小の金融機関で行うことができます。ただし、審査が緩いというだけで、適切な返済計画を立てずに申し込むことは避けるべきです。また、審査が緩いとされる業者でも、しっかりとした金融機関が運営しているか、利息や手数料が法律の範囲内であるかなどを確認することが大切です。

ブラックでも借りれるカードローンで注意すべきポイントは何ですか?

ブラックでも借りれるカードローンを利用する際には、以下のポイントに注意することが重要です。一つ目は、借入先が法律を遵守しているかどうか確認すること。違法な業者から融資を受けると多大なリスクを背負うことになります。二つ目は、利息や手数料、返済条件等を確認し、自分の返済能力を超える借入をしないこと。また、返済計画をしっかり立て、借入金額が手元に残る金額を上回らないようにすることも大切です。

ブラックリスト解除後は計画的な利用をしよう

ブラックと言われる信用情報機関に異動情報が掲載されている場合、消費者金融カードローンの審査は通りません。ただし、ブラックリストに載ったら一生、消費者金融カードローンが利用できないか、というとそうではありません。

異動情報は基本的に5年~10年で登録が解除され、その後は消費者金融カードローンを利用できる可能性もあります。

消費者金融から借りられないからといって、その間、闇金など悪質業者からお金を借りないようにしましょう。返済は高額になりやすく、返済が遅れれば嫌がらせや犯罪に巻き込まれるリスクがあります。

ブラックリストの登録が解除されカードローンの利用が可能になったら、今度は返済を延滞させることのないよう、計画的な借入・返済をしましょう。本当に借入が必要かどうか、改めて検討することも必要です。